
今年最初の、「天神くらいねギター教室」ティータイムコンサートのご案内です。
中野のソロと、橋口武史さんとのデュオでお送りいたします。
年の初め・・という事でお題は「一(はじめ)の音楽 Vol.2」です。去年も同じお題でしたので。サブタイトルは「ワルツの名曲 あれこれ」です。
曲目は、僕のソロで先日の下関での「ふくふくコンサート」でも演奏した「ヒア・カムズ・ザ・サン」「すべては薄明の中で~第三・四楽章」と、“はじめ”という事で初心に戻るという気持ちを込めてカルカッシの「25のエチュード」を今年一年かけて全曲演奏するつもりですが逆順に25番から演奏いたします。ほかに、“ワルツ”ではありますがA.ラウロ作曲のベネズエラ風ワルツから三曲演奏します。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」、いい歌詞ですね。何気に選んだ曲ですが、今の季節にぴったりの“太陽が昇る 太陽が昇る、僕が言ったとおり もう大丈夫。可愛いあなた、長く寒く、心細い冬だったね 可愛いあなた、まるで何年も耐えていた気分さ太陽が昇る 太陽が昇る、言ったとおり もう大丈夫”といった意味の歌詞です。
「すべはく」も、ひくほどに味わいのある曲です。技術的には難曲ですが。リズムのずれ、音程のずれが縦横前後左右縦横に絡まりあい、でも詩情豊かな響きが紡がれていきます。
カルカッシ、シリーズ物はだいたい「一番」から始めるものなんでしょうが、このエチュードをこなしていって最終的にこうなる、という最終ラインから徐々に下界に降りていこうと思います。一年12回のコンサートで全曲やりたいので、いずれ複数曲やらないと間に合わなくなりますね。
橋口さんとの二重奏では、“はじめ”らしくソルの教育的作品である「私の方に第一歩」と、あまり演奏されることのないOp.39の「6つのワルツ」より三曲、さらにアメリカの作曲家フォーデンの二重奏曲といいつつ1stパートだけでも十分ソロ曲になっている「バレリーナ・ワルツ」という珍しい曲を演奏いたします。
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