
先日のバッハ・コンサートの演奏曲、テルツィの「雪のパストラーレ」をユーチューブにアップしました。
アドレスはこちらです https://youtu.be/ruRERujsr_A
ベンヴェヌート・テルツィ(1892.イタリア・ベルガモ-1980)はイタリアの作曲家です。1920年にイタリアのマンドリン&ギター誌「イル・プレットロ」主催の作曲コンクールで第一位を獲得し、その後1930年代にかけてイタリア各地で活躍したと伝えられていますが、詳細は不明です。
「雪のパストラーレ」
原題は「NEVICATA(雪が降る)」ですが、1979年にウラディミール・ミクルカが来日しこの曲を演奏した際にこの題名にされたと思われます(LPレコード用?)。“パストラーレ”は田園風や牧歌風という意味がありますが、もともとは羊飼いの音楽を模したものでイタリアが発祥と言われています。ベートーヴェンの「田園」もパストラーレですね。持続する低音の上に様々風景が綴られて行きますが、コレルリの「クリスマス協奏曲」もそのような感じですね。途中と最後の、左指のみの「トリル」と右指のみの「ハーモニクス」で奏でられる部分は静かに降る雪の中に響く教会の鐘を思わせます。
●録画データ
2024年2月3日(土)下関市:生涯学習プラザ
使用楽器 ヘルマン・ハウザー二世 1961年製作No.711
使用 弦 プロアルテ ノーマル
●録画機器
ビデオカメラ パナソニックHC-VX992MS
外付けマイク パナソニックVW-VMS10
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